2月16日  アライ5日目パウダージャンキーをみたその5

前日15日のアライは強風で膳棚第一リフト一日運休だったそうだ。そして、今日16日は、風もやみ、雪はたんまりの予報であった。例によって、アメダス、関温泉、パウダー占いでチェックして午前5時出発高速で2時間でつかないと整理券がとれない、あせってかっとんで7時に到着した。7時半ちょっと過ぎにカウンタにに行って、整理券をもらうと3番だった。ゆっくりして7時15分に4000円のパック券を買って並ぶと整理券の並んだ列が整理券の列でなかったため結局整理券組のびりになってしまったが、整理券組は10人くらいで、後は整理券なしで20人くらいが並んで待った。
 道具を見るととんがりボード、ツバメ型が2、3枚あった。板はゴーダマ、B3、AK Enemy、Volant、その他ファットオンパレードでした。中には、CYCHOの198cmというジャンプ板みたい巨大な板があった。今年に数本しかでてないしろものだそうだ。12,13日の少雪の時はヒトッコヒトリPJがいなかったのにこの大雪情報で5日並に集まってきている。いったいどこから、平日にくるのであろうか。どうやら、地元新潟県勢が多いようだ。特別シーズン券とか、アライ通い5年以上とかちょっとお話しするとすごいPJであることがわかった。
 

膳棚は、強風で雪が舞っていた。フナ石沢どれだけ食われているかもはっきり見えない。今日は視界が悪そうだ。頂上付近はガスで見えない。一発目フナ石沢降りたのは9時を過ぎたころだった。
 雪は深い、底あたりなし、しかし、重い。ちょっかりしても板が上にもちあがりながら進んでいく。テレマークだからあまり後傾にならずにすむが、アルペンだと相当後傾にしないと進まないみたいで、いまにもひっくりかえりそうな姿勢で降りている。それでも雪は多い、ちょっと立ち止まると30cmはめり込む。BIGでこのくらいだから今日は過去5回のアライで最大の積雪量だったかもしれない。

フナ石沢を3本やったあとチャレンジロードへ向かう、ガスっているが視界はすべれるだけはある。すでに5本以上入っていた。直線でおっこちているのでボードが多そうだ。ボードの深いトレースはぽろぽろ雪だまが残っていてまるでブルドーザーで雪をかいたような跡になっている。ちょっと滑るのにきがひけるような光景だが、踏んでみると柔らかいので何とかターンはできる。トレースは、ガスで見えない。私のトレースもブルドーザーみたいになっているのだろうと思うと気分が乗らない。
 でも、チャレンジロードの下部でゴーダマの元気なお姉さんに「お先に」と抜かれたのには驚いた。PJは野郎ばかりではないようだ。声をきくまで女性だとは判らなかった。

中間駅から小毛無第一リフトに乗って、マムシをめざすマムシもトレースが全面にはいっていた。フナ石沢沢より重い雪でぼろぼろくずれるが30cmはめり込む。

マムシ下部、ラストターンが面倒なので、一気に直線で横切ったら、深さ3〜40cm幅30cmくらいの溝がコースを横切ってできてしまった。テレマークは、アルペンやボードより沈むので、トレースが掘れてしまうので迷惑になるかなと思った。ごめんなさい。

マムシが重くて楽しめないので、膳棚に戻って何本か林間をすべってから、11時半から昼飯を食う。ダイエットしなければいけないのに、かつ丼とポテトとビールを思いっきり食べて転寝をして、外人のバンドの変な日本語のなつめろを聞きながら1時すぎまで寝込んだ。

昼過ぎの膳棚もガスっていて、視界が悪い、大毛無開放などありえそうもない。人も少ない。午前中でPJたちは帰ってしまったのだろう。そう思うと、私も帰ろうかと思ったが、今日がパウダー週間最終日なのだからと思い。膳棚コースを総なめしようとした。ガスでよく見えないが、林間をコースを変えながら何本も滑った。ところどころ新雪がはげて氷になっている部分があって怖い。

膳棚の吹雪を逃げてチャレンジロードのでこぼこに入って降りたが午後からぼこぼこが硬くなりつつあり、足ががたがたになってしまった。エキサイトならいいかと思いかっとんで途中までくると急斜面あたりから硬くなってきてここでも足ががたがたになった。昨日の八方以来足を酷使しすぎている。

最後こそいい思いをして帰ろうと思い中マムシを一気降りした。やはり重め、クラスト気味で一旦止まってしまった。硬かったのでぼこぼこはすくなくて足はよかったが、十分楽しめなかった。
 へたへたになって、妙高ロングランを降りて、今日は終わりにした。帰りは友楽里館の温泉で足をマッサージしてから、のんびり松本に帰った。