4月25日  粉粉雪の火打山登行、12曲りで挫折

昨日に栂池に続き、新雪の期待膨らむ妙高笹が峰から火打山登山道に行ってきました。
 予想以上の本格的な降雪があったらしく、2月の新雪が4月末に味わえました。新雪を踏んで、歩くだけでもうれしくて、滑り無しでも楽しいテレスキー山行でした。
 3年前の5月の連休に来たときは、黒沢も登れたし、黒沢川も出てなかったので、ブリッジから渡れたのだが、今回は、川は全面でているし、雪が少なくなっている。林間でも1mちょっとしか雪がなさそうでした。

朝6時前に杉の沢から笹が峰道路に入ると、なんと路面の水凍っていてつるつるであった。スタッドレスのままで良かった。毎年連休までスタッドレス換えないのは正解だった。
 カーブ降られながらとろとろ登る、この時点で、くじけ始めている。凍結ばかりではない、日陰は雪が積もっている。まるで、厳冬期の林道と化している。えらい時に来たものだ、時間の遅れなど忘れて慎重に運転した京大ヒュッテの分かれ道から先が轍がない。私が朝一らしい。除雪の残り雪に20〜30cmくらい新雪が積もっている。はまったらいやなので、しばらく止まっていると、後続のワゴン車が先に行ってくれて轍ができたので、その後をついて、ようやく笹が峰駐車場到着、タイヤホイールに雪詰まっていた。まさに、冬シーズンのシャルマンあたり登る時の光景である。
(帰り11時くらいには、この氷と雪がほとんど融けていましたので、遅い時間に笹が峰にくれば、このような目には会いません。

古い雪の層の上に真っ白な新雪が15cmくらい積もって堆積している。高谷池あたりだと数十cmになっているだろう。あまりにも、新雪が多そうなので、今日の行程が不安になってきたが、だめだと思ったら引き返すという気持ちで行くことにした。

登山道にあがって板を履く、板の上にさらさらな粉雪がのる、忘れていた粉粉の感触である。
 しばらく、踏んだり、け飛ばしたりしてパウダースノーをもてあそんで 楽しんだりした。このパウダーの感触は、大渚山の1月の雪と似た感じがしました。

黒沢橋まで、なだらかな林間を登る、昨日のトレースがうっすらと残っているので、そこに今日のトレースをつける。私が今日の一番手です。だんだん、昨日のトレース跡が見えなくなってきた頃、黒沢橋に出た。段差を滑り降りる時に転けて上半身粉だらけになった。ついでにカメラも雪まみれになり、それから、電池が無い表示が出て撮れなくなってしまいました。
 橋をわたるのも、積雪があるので、スキーを担いで慎重にわたった。12曲がりへのトレースは、完全に消えていたので、斜面を勝手にトラバースして急登して行ったが、だんだん雪が深くなり30cmくらいめり込む場所があり、いよいよ急斜面のラッセルが始まった。1時間くらい急斜面をあえぎあえぎ登って、ようやく12曲がりの入り口に到着、尾根が真上に見える。ここからは壺足のほうがいい急斜面だが、雪が深いのでスキーで登る以外にない。
 後から来る人を待って、一緒にラッセルしようと待ったがなかなか来ない。だんだんやる気がなくなってきて、下ることにした。

12曲がりを断念したのが、9時過ぎで、降り始めたら、次々登ってくるではないか、12曲がり取り付きで私のトレースをたどってくる人がいたので、途中で私が引き返したので、後は、12曲がりをがんばって登ってほしいとあいさつして下った。後おひとりが取り付きで悩んでいらした、どうも私の作ったトレースが腑に落ちないらしく、悩んでいるようだった。
 黒沢橋を渡って、スキーを履くと、2人ほど下る方がいる、登りの時、私が12曲がりに行くのに、黒沢直登コースで登って行った方々だが、どうやら、黒沢登れなかったようですが、どうも、連休の偵察という感じでしたのでガイドさん達ではないでしょうか
 林間の下りでは、今朝ほどの雪が重いくさりかけの
雪変身していた、粉雪の命は短いです。春先は2時間も持たないです。きっと、火打の新雪も朝方おいしかったでしょうが、昼すぎでは腐っていたでしょう。

下りに6人くらいお会いしたが、そのおひとりが「火打山の風HP」の築田さんではないかと思われる方がいらした。3年前にお会いしたことがあった。今は、高谷池ヒュッテの管理人はやめられていると聞いています。

11時には、駐車場に着いてしまったので、今日はこれから何しようとうろうろすると、景色がいい。
 あきらめていたカメラを試してみると、なんと回復していた。乾かせばよかったのである。残念なことをした。12曲がりで1時間くらい休んでいれば、済んだ話しであったが、どうも、登る根性がたりなかったようである。

 笹が峰から帰りに景色を撮りながらのんびり下った。左の写真あh、右端から焼山、富士見平
 真っ白な金山、天狗原山がくっきり見えました。

南にある白い山は、乙妻山、高妻山、佐渡山である。笹が峰から見ると、正面に乙妻山大斜面がよく見える。望遠で滑っている人が見えそうなほどくっきり見える。4月11日に乙妻偵察に行って、笹が峰がよく見えるポイントまで来たが、ここから、そのポイントが見えていると思うと、妙高、頸城一体の山々をしらみつぶしに行ってみたいと思った。

下りも凍結路がいやだと思っていたが、雪も氷融けていて、スリップひとつ無しで下れた。春の日差しが強さです。この勢いで雪を融かしているのだからたまりません。

 帰り暇なので、杉の沢温泉でゆっくりして隣のそば屋でそば食って、信濃町の道の駅で昼寝したいたら、お祭りがあって、自衛隊の楽団が楽しそうな音楽を披露したいた。
 今日は、新雪の余韻を思い出せたし、
たまには、滑らない山スキーもいいもんだと思いました。