5月22日右股谷を延々と歩きました。   初日    2日目

昨シーズンは、6月14日に飛騨沢日帰りで挑戦したが雪が無くて、気力もなくなり撤退した。
 21日まで台風が太平洋岸に接近していたため、週末心配でしたが、通りすぎたので登ることにしました。しかし、低気圧が日本海と太平洋側に2つあり南から高気圧がおしてくるという複雑な天気図でどんな天気になるかわからない状態での出発となりました。
 新穂高8時出発、駐車場はがらんとしていて、1段めに4台ほど止まっているだけでした。
登山者は1人西穂日帰りらしい。

滝谷も曇りで、北穂高見えませんでした。

1時間あまりで、穂高平着ベンチで一休みしていると何か機械音がする。尾根の上空をみるとロープウェイがみぎから左上へ登っている。穂高平からはっきりロープウェイが見えるとは知らなかった。

荷物は、スキーとT2も背負って、23Kgはあるでしょう。これから鑓平までもつのだろうか。本当は、昨年の反省でショートスキー(Minemy)を容易してあったのですが今シーズンEnemyに慣れすぎてしまい、滑るならEnemyと1Kg重いのを我慢して持ってきた。

時間で白出沢到着、ここまではいいペースです。
なんと、ホンダモンキーが置いてある。去年も左又林道で6月7日に発見しているきっと、同じバイクではないだろうか。

 一体誰なのかといつも思う。松本ナンバーです。
私も、バイクでここまでこられれば、どれだけ楽だろうと思うが、登山者が見ればひんしゅく物だろう。しかし、私は、スキーヤーですので、登りが趣味ではありません。アプローチが簡単で早いほど歓迎です。でも山奥まで騒音が響くような乗り物は良くないと思います。妙高などのスノーモービルはひんしゅくものだと思う。

白出沢の白いごろごろ石の沢を渡ると向こうに標識がある。いよいよ山道の始まりである。スキーを背負っているとトップが枝に引っかかるし、テールは石につかまるという悲惨な山道です。ですので、できるだけ短い板がお勧めです。

白出沢山道入り口から数十mで下左写真のように大木が折れて満ちを塞いでいた。またいで越えていったのだが、翌日の帰りにはなんときれい切断されて道をあけてあった。小屋の管理者が切ってくれたのだろう。右下写真

白出沢からブドウ谷、ちび谷までは、普通の山道です。登りもわずかですが、狭い片斜面なのでスキーを背負っていると姿勢に注意しながら歩くので林道歩きのようなスピードはでません。

白出沢から1j時間40分ほどで滝谷に到着、激流に橋ははずされてある。渡渉である。石松は渡渉が怖くていつもどこを渡るかで悩んでしまう。
 靴を濡らす覚悟をすればそんなに怖くないと思うのだが、流されたらどうしようということで絶対に靴流れにさらさないで岩を選びながら渡りました。丁度避難小屋正面で、中州の岩にとびついて、4回ほど岩を渡ってようやく対岸を踏んだ。これ以上水量が多かったら渡れないだろうなという限界でした。何しろ音とスピードが怖いです。

渡り終わってようやく、落ち着いて滝谷の景色を見上げる。雲がかかって半分しか見えない。この白い空間の7割が穂高の岩綾で埋まっているはずである。もう滝がじゃーじゃー流れてます。ここを登るクライマーが多いらしいが、厳冬期にここを登る人達はすごいと思う。

滝谷を過ぎると、道は岩ごろごろで傾斜もついてくる。ここからが疲れてきます。この岩までたどりついたろには、もう歩きたくないという感じになっていた。

南沢まで来ると、だけかんばが目立つようになる。

1時過ぎにようやく槍平到着、雪が1mくらいある。南沢からの登りで結構手間取った。冬季小屋があったので覗いてみたら、先ほどちび谷で抜かれた登山者が休んでいた。中は屋根裏部屋で暗く古いがしっかりした作りでした。きれいに掃除されていたので、登山者のマナーがいいのでしょうか。1000円の募金箱があります。

3時くらいから携帯でi-modeをみて 天気図を相談したりBBSにアップしたりして、一寝入りして6時に夕食を食べて、7時に寝ました。しかし、夜中、強風と大雨とl落雷で、なかなか寝付かれませんでした。これがテン泊だったらどうなっていただろうとぞっとしました。