2月4日(金) 平日アライで、パウダー三昧

この1週間の豪雪、覚悟はしてきましたが、本当にすごいです。国道18号からアライに入る5Kmの道、アライに近づくにつれ雪の壁が高くなってきて景色が見えなくなってきて、道に迷ってしまいそうでした。
 立山の御山谷の雪の壁のイメージです。


 壁に新雪の層がはっきり見えます。今週積もった雪が1.5mくらいです。
除雪だからこんなに盛上がっていると思っていたのですが、そんなことはなくて、すべての景色が+1.5mくらい盛り上がっていまいた。

8時過ぎ到着、既に数十台が駐車場にきてます。さすがに、新雪に目がないアライファンが全国から集まってきてます。今日は、ガスが濃いが、風が弱いので、前回のように1時間以上もゴンドラ待たされることは、ないと思ったが、定刻スタートではないでしょう。

8時半ジャストでこのくらいしか並んでません。
 やはり平日ってもんでしょう。
まだ、ゴンドラ動き出さないので、石松のんびりしてました。

8時40分になって、ゴンドラスタートです。石松山麓リフト方面をのぞきに行っている間にスタートされてしまったので、朝一最後尾になってしまった。100番くらいでしょうか。でも、こんな後でも、ツバメのボード持っているお兄さんがいたり、さすが、パウダー専門スキー場ですね。

後ろのゴンドラとなると、皆さんのんびりしたもので、1台につき5人程度しか乗り込んできません。比較的ぎゅうぎゅう詰めにならずに膳棚到着なんと景色が変わっています。
 2m近く増えているように見えます。膳棚フードガーデンの玄関がひとの背丈くらい下に下ってから入ります。

左写真の2月4日の舟石沢の林はすかすか ほぼ同じ場所も、  右写真の1月22日はこんなに林が密集してた。

舟石沢1発目、いつもならリフト下沿いを降りて途中から林をつっきって舟石沢オープンバーン最上部にでるのですが、今日は、林が大回転ピッチで並んでいるので、ど真ん中からつっこんでオープンバーンとっつきに到着、
まだ、残ってました。平日の良さでしょう。
 舟石沢モモパウダーでした。雪質は、前回のクリームが少し重くなった感じで、石松1発目不覚にもつんのめってこけてしまいました。アルペンで、後傾姿勢のまま直滑降で舟石一直線で滑っていく人が居ました。迫力があります。舟石沢の滑り方はいろいろ個性があって面白いですね。

 チャレンジロードまだオープンしてません。今日は、マムシに行かないで膳棚ピストンとしました。

舟石沢を何本かやって、ベンサク沢にも行ってみました。ベンサク沢は人が少なく、まだまっさらな林間が残ってました。まるで、山そのものです。ベンサク沢は斜度がゆるく林間も広いのでのんびり滑れます。

10時過ぎになると、晴れ間がときどきのぞきました。舟石沢最後の沢はテレ姿勢の斜滑降でボードのように赤い注意旗まで行きます。11時すぎてもチャレンジロードオープンしないので、昼飯を食いに、林道を下ることにしました。

ーーー2月4日アライパトロール日記から抜粋ーーー(今シーズンの記念にダウンロードさせて戴きました。)
・・3日間チャレンジロードの竹・ロープの救出・アバランチコントロールをやり4日目にして、ようやくオープン出来ました
・・・

大毛無山当然オープンしてませんが、オレンジプレートまでは上がってよいと書いてありました。オレンジプレート沿いに小毛無山沿いの谷に行ってみました。

小毛無の斜面に入ると、深いパウダーが手つかずで残ってました。止まるとモモまで潜ります。太板の浮力がなかったら滑りにくくて大変だったでしょう。沢底に滑走跡が数本あるだけですが、リセットされつつあります。
 これは山スキーそのものだと感じました。
 こんな斜面にありつくためには、数時間の登りとリスクを冒さないとありつくことはできないと思います。アライに感謝です。
 

今日のアライパウダーで、一番感激したのは、この小毛無斜面でした。ボーダー一人とローカルっぽいスキーヤー2名しか居ませんでした。

小毛無から林道に戻って、すぐにリフト降り場に到着、ここから、エキサイトに入ります。
 エキサイトは、チャレンジロードより短いと思ってましたが、1300mもあります。新雪初心者の練習コースとして人気がありますが、最後の斜面がぼこぼこで大変でした。

アライ深雪対策として、こけた時の脱出用にワイドリングのストックを110cmくらいにセットして使いました。おかげで、深雪で転倒しても立ち上がり楽でした。そのストックでついても40cm近く潜ってしまうので、普通のストックだと大変ですね。

ゴンドラ中間駅から下りに乗って、ステーションまで下って、カツカレーをカフェで食べようと思ったら休みでした。しょうがないので、フォレスト何とかでオムライスを食ったが失敗でした。
 小学生のスキー教室がきてましたが、
ゲレンデに出るのに2m近い雪を登らないといけません。よく積もったものですね。

1時過ぎにゴンドラで登ると、チャレンジロードに人影がある。どうやらオープンしたらしい。
 パトロール日記をみると、2月1日から今日4日の午前中までずっと、チャレンジロードクローズだったらしい。コース整備に手間がかかっていたらしいが、ありがたいことに4日間てつかずの深雪がたっぷり残っているチャレンジロードを滑らせて頂けるとは最高にラッキーです。

 看板よくみると、2Km最大38度とある。確かに30度以上あると思うが深雪のせいか、斜度が緩く見えて、しかも、ぱらぱらのクリーム新雪のモモパウダーなのでスピードがでません。人がまだ、少ないうちなので、スプレー噴射しまくりで、ネックウォーマーが雪玉で垂れ下がってきてしまいます。

チャレンジロードのピストンは、結構時間がかかるので、ラストにとっておいて、マムシ方面にむかった。マムシは、徹底的に食われていて、どうしようもない状態でした。午後2時ですからしょうがないですが、横に中マムシに行くと、なんと去年は、雪不足で入れなかった沢がオープンしていて、まっさらな状態でした、ボーダーが一気に降りてきてます。

 今日は、アライ大毛無を除くフルオープンですので、視界はわるいけど、すごくラッキーでした。
=>翌日5日のアライは、強風のため、ゴンドラと膳棚運休だったそうですので、千載一遇のチャンス平日金曜日のアライでした。石松も2年に一度くらい、よいパウダーに会えます。

 

最後に中間駅から膳棚に上がり舟石沢のロープづたいを滑り降りて、チャレンジロード入り口まで行った。結構林間の尾根で手こずった、こんなことなら林道からちょっと歩いてチャレンジロードに行ったほうが早かったので、次回からは林間尾根筋は通らないことにします。

 チャレンジロード10人くらいのボード軍団が次々歩いて到着、おれはいけないと、石松あわてておりていきましたが、まだまだ、端の新雪が残っていて、十分パウダーいただけました。

 しかし、チャレンジロード2本やれば、足がぱんぱんになるので、これでアライ終わりとし、タングラム斑尾めざしてアライを去りました。