2005年4月30日     好調白馬大雪渓

今シーズン4回目の山スキー、ゲレンデに雪が多かったり、足の調子に不安があったため
この連休で今年初めて山にはいることになりました。


大雪渓は、いつも6,7月に1回ずつ行くのですが、今年は、足の調子を見るために、連休に行きました。

それと、ハイドレーションの効果も確認したいということもあります。

猿倉駐車場、真ん中駐車なら空いてます。
ハイシーズンではないので、7時近くでも駐車できますが、7月などは、早朝に入らないと、二股で進入規制が入ってしまいます。
雪多めで、駐車場から雪道を歩いていけます。

7時5分出発、白馬尻までの林道は、踏み跡があるので、坪足でも、シールでも同じくらいです。

 石松スタートは調子が良く、5,6人抜いてどんどん登って行きます。尻まで50分が記録です。

8時ちょうどに尻に到着、川や林や岩が雪の下なので、よく行く白馬尻のイメージがない。テントが3張りほどあります。

ボーダーとんがり板とかツバメ板などがあります。山ボード屋さんもきています。

前を行く数人も、ほいほいと抜いていきます。

 石松信じられないくらい調子がいいです。通常は、1時間すぎるとペースが落ちるのですが、ハイドレーション+クエン酸、アミノ酸飲料が効いていて、息切れしてもすぐ回復します。

1分程度の間隔で、ちょびちょび飲みながら歩くと、ぜんぜん楽です。 まあ、点滴をしながらあるいているようなものでしょうか。

 こんなに楽なら、もっと以前からやっておけばよかったと思います。

 Platypusの1L容器にチューブと開閉バルブをとりつけて、OspreyのSwitchのサブザックに収納するとちょうどおさまりがいいです。

20分後には、上の人たちを抜いてしまいました。あまりにもいいペースなので、どこで行き詰まるか心配でしたが、今日は、だめだったらそこから滑るという気持ちでしたので、がんがん行きます。心配していた右膝痛もなく、天気も快晴、この時期の雪山は、実にいいですね。

2時間して休憩をとります。前の単独行の山スキーヤー年季が入っている道具でした。このお方が最後まで石松とデッドヒートとなるとは思いませんでした。

10分休んで、出発です。ハイドレーション全開です。息切れしそうな時にぐいぐい飲むと、息切れ収まります。
 クエン酸が乳酸を迅速に分解してくれるのだと思います。

50分後、前で歩いていた人は、下のほうの点になってしまいました。調子が良すぎるので、そろそろ切れるかなと思いましたが、葱平までもう少しなので、ハイペースで歩きます。10時18分に葱平急斜面とりつきです。ステップ切ってあるところを慎重に踏みます。アイゼンなしでは石松は登れませんが、手慣れた登山者お一人がすいすい登っていきます。唯一追い抜かれた人でした。

11時に、葱平登りきりました。もう少しで避難小屋ですが、屋根がちょっとしか見えません。3mは積もっています。後から、さきほどの山スキーヤーがきます。

杓子岳から落石音がひっきりなしに聞こえます。この時期まだ、落石が少なくていいですが、6月以降はけがをしたりする人がいるので、杓子岳寄りは要注意です。

避難小屋で休むんでいると、だんだん疲労がでてきた。葱平の最後で、ハイドレーションの飲料が切れたのを無理して登ったのが悪かったのか。だるさが残っているので、手前の岩まで登って、昼食としました。

昼食を食べていると、白馬尻で抜いた山ボーダーたちが登ってきました。若い人たちで、装備は、それなりです。先ほどの山スキーヤーは、白馬岳頂上から滑走したいと言って、登っていきました。ここが2500mですので、あと500m」登らないといけません。2時間弱かかるでしょう。今11時40分ですので、石松は、ここで終わりにしました。もったいないと言われましたが、昼はゆっくりとしたいので、
ここから滑走開始としました。

うとうとしていると、昼過ぎになって次々とスキーヤーが降りてきます。もう、何本もトレースが入ってしまってます。午後遅くまで登っていたら、ずたずたに食われてしまいます。早く登って、早く降りるのが雪渓滑りでおいしいトレースを頂くこつです。

葱平急斜面を降ります。雪がどうも滑りません。雪玉がころころと転がっていき、下にいると登山者たちまで届きそうです。「落ちますよー」と声をかけながら慎重に滑りました。スキーは、登山者たちには、落下物の引き金になるのでできるだけ下に登山者が居ないコース取りが必要です。

中盤から雪が滑るようになってきました。調子よくターンをくりかえします。落石もないし、でぶりも少なく、絶好の大雪渓です。

トレースが残る雪は、大雪渓ではこれが最後かもしれません。粗目になると、コントラストがとれなくてトレースがつきません。

尻まででてから林道下りですが、長走沢出口を見ていると二人連れのテレマーカーが降りてきました。杓子から降りてきたのでしょうか。次に、尻から3人組のテレマーカが早足で歩いてきました。パスカングが非常にじょうずで、みとれてました。姿から、山屋さんだと思いました。

 後で、長野の塚田さんのHP記録を見ると、どうやら白馬沢を下ってきた塚田さんご一行とすれ違ったようです。http://w1.avis.ne.jp/~ktsukada/hakubasawa/2005_4_30/shiroumasawa2005_4_30.htm

6ヶ月ぶりの山スキーでしたが、心配していた右膝痛もなく、スタミナ切れもハイドレーションの効果で以前よりもより元気に登山できました。今シーズン、怪我で心配していたのですが、軽荷の山スキーなら、何とかできそうなことが確認できて、良かったです。