2005年8月27日    台風一過で鏡平へ槍見へ行ったが

台風11号が、千葉に長居して、大雨が関東甲信越に降った後、岐阜側ならまだ雨量が少ないだろうと、新穂高から左股林道を歩いて、鏡平まで登った。朝5時松本発、国道15号線は、7月の土砂崩れから仮設道路ができて、何とか夏のシーズンには間に合った。結構、混んでいて、県外車がのろのろ走っている。

石松、20数年前に免許取り立てのころに車の運転の練習に冬場の158号線をかっとんで、一晩に何往復もしたことがあります。
 そのころは、晩秋から春まで上高地線は行き止まりで車はほとんど居ないので、かっとんでコーナリングを練習するには、いいコースでした。

 ということで、目をつむっても通れる158号を県外車を抜いては、かっとんで新穂高に着いたのは、1時間半後の6時半でした。

新穂高登山者駐車場は、入り口から路駐が並んでます。3段目の一番端に空きがあってようやく止まれました。この車の量は、猿倉の比ではありません。夏の最盛期はもっとすごいのでしょうね。
 ガスで山も見えない、天気が悪い時にこんなに登山者が集まってます。


 石松、天気が悪かったら登らないで引き返そうと思っていたのですが、こんなにたくさんの人が入山するなら、景色よりも運動不足を解消するということで、登ることにしました

石松トレーニングのつもりで、左股林道かっとびました。笠ヶ岳登山道入り口まで44分で到着。我ながら早いと思います。とにかく、汗びっしょで、ここまでに50人以上は、追い抜いてきました時速5Km以上で歩いた感じです。
 
 笠に登る人が多く、わさび平へ向かう人が少ないです。
 
 わさび平小屋もノンストップで行きます。わさび平まで、55分をきりました。


 過去の記録のなかでも、一番早いと思います。

大きな石ごろごろの小池新道、秩父沢、ししうどヶ原を登ります。
 とりつきから、鏡平まで結構かかります。標準時間が3時間半ですので、2時間は切れないと思います。
 急登がないのですが、ずっと長い登りが続くのが特徴です。3時間半といえば、表銀座の蝶が岳、常念、燕岳など登れてしまいますので、結構な登りですが標高差は、とりつきが1500で鏡平が2300m弱です。


登るほど、ガスがひどく、下山してくる人は、カッパを着てます。

 とても、槍ヶ岳を見れるという感じではありません。

雨がざあざあ降ってきた。カッパをきるために木陰に入ってやすんだ。次々の登山者が登ってくるが、カッパを着ている。小屋泊まりらしく荷物が少し多い。石松、とりつきから1時間半で、500mほど登ったが、この雨で、やる気がなくなり、下ることにした。前回より早い退却です。

 下るのは、いいのですが、次々登ってくる団体さんにお道を譲りながら下るので、待っている時間のほうが長かったです。結局林道まで2時間かかって下りました。登り1時間半、下り2時間ととんでもない登山となりました。

それにしても、双六の人気も相当です。軽装備のご老人が多く、北アルプスと違い、重装備の山屋という感じの人は一切いませんでした。

秩父沢まで下ると、太陽が雲間からのぞいて、夏の日照りになってました。春先なら、この斜面をあっという間に滑ってしまうのになと思いながら、過去3回のスキーコースを思い出しながら、下りました。

登り口まで来ると、見覚えある枯れ木が残ってます。
 
雪崩の巣なのですが、この木のあるところまでは、雪崩が来ないのでしょうか。ここ4年同じところで写真撮ってます。

わさび平小屋で、丁度昼くらいでしたので、冷や麦を食べてみました。結構、いい麺で、量もあっておいしかったです。