2005年10月16日     常念乗越で念願の槍ヶ岳眺望

今年初めて、槍ヶ岳眺めました。
丁度1年前の2004年10月16日鏡平からでした。そのときは、鏡平に雪が降って居ましたが、今年は、暖かでした。


常念小屋から槍ヶ岳まで直線距離で6.9Km
 鏡平から槍ヶ岳は4Kmですので、鏡平からのほうが眺めがいいですが、松本から行くと、新穂高まで1時間20分、鏡平まで3時間40分かかりますが
常念乗越から槍を眺めるためには、松本から一の沢駐車場まで40分、乗越まで3時間ですので、一番早く槍が眺められるコースです。蝶が岳もありますが、
槍が遠い
です。


カシミールで、山の名前を確認しました。槍の手前にある山は、西岳、赤沢山でした。

日曜日なのに、寝坊して、6時半出発となった。松本から一の沢駐車場まで、40分ほどかかります。
 駐車場から登山口まで小1Km近くあります。登山口までの道路は路上駐車禁止ですが、今日は、登山者が極端に少ないです。3人組さんが居るだけです。
そこで、今回は、登山口の見える辺りまで、車で進入して空き地に駐車しました。

 さて、歩き出すと野猿がたくさん道路に出て来てます。
人が居ないと出てくるようです。

8時丁度に登山口からスタートです。
 常念乗越まで、1260mから2466mまで標高差1200M、道のり5.2kを登ります。

今日は、家事もなく夕方までに帰宅すればいいので、のんびり登ることにしました。

50分間で1.6Km歩きました。のんびりペースで、息切れも動悸もなくお散歩気分です。

 先月は、午前中に戻りたいという事で、飛ばして登りましたので、ここまで35分でした。30%も遅い速度です。このくらいゆっくり
だと、山登りをしているという感じでは無く、ただ歩いているという感じで登れます。
常念の登山道の前半は、だらだらと沢沿いを登る岳です。

ガスが多くて、紅葉が見えません。まだ、1400mくらいえですので
紅葉してるのはわずかです。

今日は、午後にむけて晴れる予定ですが、朝方は、雨っぽくて心配です。

9時10分、70分で、2.3Km歩きました。
 雲の間から晴れ間がでそうになって来ました。

どんどん晴れて来ます。今日は、登山者が極端に少ないです。朝からすれ違いが2人だけです。
 雨だと思って、皆さん来なかったのでしょうね。

 この人気登山道、人が多いと譲り合いで、待ち時間が多くて、いらいらするので、誰もいない今日は、ここちがいいです。


しかし、人がいないと野生動物がでてくるらしく、竹やぶを通過して時、熊のうなり声を聞きました。

 もともと熊さんのテリトリーに人間が入るのが悪いので、唸られてもしょうがないですが。


ここ3年、年1回は、熊に接近します。

10時ちかくなって、数百m向こうも見渡せるようになった。

紅葉もくっきり見えて来ましたが、未だ少ないです。

胸突き八丁を登って、一の沢を渡って、いよいよ最後の急斜面を登ります。
 最後の水場です。今日は、のんびりなので、息切れも大汗もかいてません。
ずっとノンストップで歩いてます。
 ここまで、2時間40分ですので、前回より30分以上のんびりです。

最後1Kmの登りです。

第一ベンチ、あと800mです。

第3ベンチ、あと300mです。

常念の山体が見えるようになった。

稜線は、晴れて視界が良さそうです。

11時到着、3時間丁度で登り切りました。

とんがった山が見えた。それは、槍ヶ岳でした。

穂高連峰がくっきり見えます。



灰色の山体は、まるで、戦艦を見ているような偉容です。

常念小屋に寄ったが、売店にdれも居ないし、寂しい者です。稜線に居るのは、3人くらいでした。

寂しい稜線ですが、眺めは最高で、ベンチで弁当を食べながら、景色を満喫しました。

安曇野側は、雲で何も見えません。上高地側だけくっきり晴れていてラッキーでした。

稜線直下に紅葉が見えます。

2400mの紅葉は、遅い感じです。

下りもゆっくりです。すっかり秋道になってしまった。登山道をとぼとぼ下りました。

 下りで、10人くらいの人に会いました。

帰りも道路に猿たちが居ましたが、今日会った登山者より、猿のほうが20匹くらいいました。

山は、人間が少なければ、野生の動物の物なのだと思いました。