信州残雪日記第7弾 弓折岳雪渓ダイエット登山でした 
       <<<<なんと2Kg近く体重を落としました。往復30Km近く歩きました(^^)>>>>2003.6.7

P8付近から弓折岳を雪渓を眺める雪は2mくらい、しかしP4より下は隅っこしか残ってない

先週雨にたたられて、新穂高温泉まで偵察して準備をしてきたコースだが、5時過ぎ起床と寝坊してしまい、新穂高左俣林道ゲートスタート7時でした。予定では日の出とともにスタートですので3時間近く遅れてしまった。そこで、弓折岳までいけなくてもしょうがないなと覚悟してスタートした。今回は林道6Km歩き用に軽登山靴を履いて、T2をビンディングにとりつけたまま背負って歩きました。いつもより3.2Kgほど重いのが肩にこたえますが、軽登山靴の軽いこと、わさび平小屋まで55分で到着標準1時間ですので20Kgの荷物を背負っているにしては早かった。
 

笠新道入り口からすぐ上で林道がデブリで切れてました関係者の自動車は入ってましたが、このモンキーバイクは登山のアプローチ用らしいです。MTBでアプローチはよくありますが、超ミニバイクとは、なかなかカッコイイアプローチですね。

いよいよ林道から小池新道へ分岐地点P1到着、ここで軽登山靴を標識にデポしてスキー靴で登る。弓折岳が見えてきた。鏡平方向はもう雪がついてません。オオノマ乗越経由で登ったほうが楽そうです。

P2からP3デブリの大きなうねりを越えたら、なんと雪が切れている。ゴロゴロ岩だらけの斜面をおどおど登る。雪渓下部はもうだめだ。どこまで滑り降りられるか心配になってきた。

奥抜戸沢口から抜戸岳を眺める巨大なデブリが秩父沢に合流して秩父沢の雪の深さは何mにもなっている。そのため6月になってもたっぷり残雪があるのでしょう。しかし、巨大なデブリを越えるとまた、雪がなくなって石と松をかきわけて登るというこを、P5まで繰り返して時間がかかりました。

P5手前から秩父平を眺める。秩父岩のとんがり屋根のような形が面白いです。シーズン中なら絶好の滑降ポイントかもしれません。

P6を過ぎて、ようやく石や木が邪魔しないで雪渓らしくなってきました。弓折岳を正面にみながら、急勾配を直登する。

右上にぽつんと先行者2名を発見どこを登りたいのかコースをはずれている。弓折岳直登したいのかでも、変だ。後ろの人はほとんど歩けないようで先頭の人がうろうろしている。アイゼンを蹴り倒しながら歩いている雪渓の練習でもしているのだろうか。左のオオノマ乗越から登山者がすいすい降りて近づいて来た。黒部五郎から来たそうで、テントなど20kgの荷物を持っていらしたがベテランらしく軽い身のこなしであった。しばらくぶりに人間に会ったようでコースの話しを少し楽しんでお別れした。もしかして、あのモンキーバイクの人だったかもしれない。

立ち話が終わって、少し登って2200m地点まで来たところでガスが降りてきた。槍は最初から雲がかかっていて見えなかったが、西穂高岳もガスで見えなくなってきて、槍ヶ岳方面から雷の音がしてきた。やはり12時過ぎると天候がふらついてくる。やばいと思いすぐ滑走準備して降りた。1Kmほど降りてみるとまたガスが晴れていた。山の天気特に北アルプスは変化が激しいと感じた。結局オオノマ乗越の手前までで今日は終わってしまった。

今回もGPSをベルトにつけて歩いたが、どうも腰の位置はよくないようで電波を見失ってしまい手にとると再び位置を表示するということでデータがずたずたになってしまいました。青色で滑走ラインを描きました。2200mから1700mまで気持ちよく降りれました。細板ベースワックス塗りたてで実に感じがいい滑りができました。やはり板の整備はこの時期でも大事ですね登りが1100mからですので、1100m登って500m滑れました。あとの600mはダイエットとして2Kg体重減に役立ったと思えば充実した山スキーと自己満足してます。

●いざ滑降