信州残雪日記第8弾今シーズン初回白馬大雪渓、雪たっぷり

2003.6.22

2590mから小雪渓を滑る、左側斜面は、ノートレースでした。ショートテレ板ジャンプターン

猿倉の駐車場結構混んでましたが、駐車はまだできました。ヘリが常駐してます。8:15出発、今日は、ショートテレ、装備軽量化を図って臨みました。案の定軽いので猿倉まで50分で到着、心配していた雪は猿倉下まで残ってました。このスノーブリッジは来週あたり危なそうです。猿倉の小屋はまだ営業はしてませんでした。
 写真の岩で軽アイゼンをつけて、軽登山靴をスーパーの袋に入れてデポしておいた。

9時過なのに、もう滑走して降りてくテレマーカーがいた。会ってみると八方名木山の万国屋の樋口さんでした。夏は、村営白馬山荘で勤務だそうです。今日は、休暇で降りてきたそうです。1612mピークから降りてこられたそうです。また、来シーズンのおしいしいカレーを期待してさようならしました。そういえば、4月の名木山最後の日にカレーを食べに行ったら、ご飯売り切れで食べられなかったことを思い出しました。

2200m付近で10:40なので、今日は早いペースです。猿倉からいっしょの男女2人組が早いペースで登っていくのを必死で追いかけたのでスピードが上がりました。普段なら競争などできないくらいへばっているのですが、荷物が軽いと楽です。

岩室下の急斜面右の岩と左の岩の間がだんだん狭くなってきて30mくらいしかなくなってきている。来週再来週ここはどうなっているだろうか。
葱平(ねぶかっぷら)への登りは、岩の階段を登る、アイゼンをしたままなので歩きにくい。ここで一休みした。11:00〜11:20

岩室で昼食をとって、少し登ると村営小屋が見えてきた。小屋からの下りは、雪が少なく4mくらいの狭い斜面を降りないと下まで通れない。今日は、小屋へ行かないで、小雪渓方向へ登ることにした。

2612mピークから樋口さんのものと思われるシュプールがついてました。他にもう1本シュプールがありました。私は、この左側の尾根を越えた小雪渓側ノートレースを滑りました。ショートテレ板で初滑りでこの斜面は、ちょっと大変かと思いました。
 普段のターンの後半を後板だけでカーブを作る滑りをすると後板がずれてしまいうまくラインができませんでした。ショートテレ板は、前後板でバランスよくターン弧を作らないといけないようです。滑り方を研究しないとうまく滑れないことがわかりました。

1:30に2590mから滑走開始して、1:45に1990m地点まで降りた。ショートテレの試運転のためゆっくり慎重に降りてきた。急斜面でずれてばかりいて面白くない滑りでした。何とかショートテレ用の滑りをマスターしないといけません。

2:00に白馬尻到着、ここで定点観測写真を撮った、毎週ここで写真を撮れば雪融具合がわかる。2000m以下では、石がごろごろで板を傷めながらの滑走になりますので、大事な板は持ってこないほうがいいです。石が大小さまざまで散らばってますので、踏まないのは奇跡に近いです。滑りを楽しめるのは、小雪渓からの下りのみですね。
 そういえば、デポした靴のスーパーの袋だけなくなってました、ごみと間違えられて回収されたのでしょうか。デポ用のちゃんとした袋が必要ですね。