5月8日 立山お気楽スキー3日目      初日  2日目 

5月8日3日目今日は、下山の日昨夕、飲み食いしすぎて体が重い。今日は、帰りが室堂まで重荷を背負っての登りになるので、2時間以上みておきたいし、温泉にもはいりたいので10時には、降りたいので手近なコースとして目の前の左から右に登って真砂岳へ登る夏道ぞいに登って降りてくることにした。

隣のお兄さんは、朝から帰り支度です。昨日は、朝4時に出て、帰ってきたのは18時くらいでした。いったいどこに行っていたのだろうと、興味があたので、、聞いてみた。昨日は、剣沢を下って三の窓雪渓に行ってきました。おかげで、14時間の行動になってしまったとのことです。その場はうなずいていたが、帰ってから地図を見てなるほどと理解できました。まず雷鳥沢テン場2270mから剣御前2749mまで479m登り、剣沢を真砂沢ロッジ1766m地点まで下り、剣沢を1582m地点まで下ってから三の窓雪渓2000〜2200mまで400〜700m登る。合計2000m登ったことになる。距離も概測で13Km往復ですので、山スキーのなせるワザとしか言いようがありません。だから、8日朝は、さすがに疲れたと行ってさっさと帰るということらしい、毎年立山は春、秋2回来ているそうで、通常のコースは飽きてしまったたしく、エクストリーマっぽい感じでヘルメット持ってました。立山遊びも奥が深いのでしょうね。三の窓気になったので調べてみたら、夏場のクライミングのメッカで、日本ではめずらしいチンネ、ニードルという鋸岩場の地形だそうです。金沢のお医者さんの写真がありましたので、ご覧ください。


朝のうちは、結構雪面が硬い、アイゼンで登る。30度くらいの急斜面である。一枚バーンなので休む場所もない。登り切ったところに斜度が緩む場所があるそこまでいかないと座ることもできない。ようやく、くぼみをみつけたがその上の斜面も同様の急斜面で大きく左に曲がりながら高度をあげて真砂岳頂上につながっている。野沢のスカイラインコースのイメージで狭い尾根沿いを滑るのも面白そうだ、案の定しっかりトレースがついている。4本くらいついている。ここで、滑降にする。まだ、雪が硬いのでシュプールができるか心配だったが帰りの時間がきになるので、無理して降りた。

向かいの斜面をみるとボーダー2人組がぼつんとみえる、やはり、トレースねらいで、急斜面を登っていた。では、板を履いて降りましょう。

滑り出して、しまったと思った、こりこりでずれてしまう。これでは、トレースどころか表面をちょこっと削っているだけだ、しかもずれずれで、ああどうしようもない滑りになってしまった。振り返ってもトレース無しでした。がりがり斜面もまあこの時期ではめずらしいとか言いながら、こけなくて良かったと慰めて終わりでした。

テン場までなだらかな斜面一気に降りて振り返るとそこそこの斜面で、トレースがわずかながら見える。わざわざ急斜面をねらってトレースをつけてもうまくいくかわかないが、ここのような緩斜面で空いてる場所をみつけてターンを演出しながら滑ったほうがきれいなトレースができるだろうと容易に想定できた。こういう緩斜面は立山にはくさるほどある。今度からは、ちょっとした斜面でじょうずにトレースを作って写真におさめるというやり方でたくさん滑ってトレースコレクションして行こうと思った。何も苦労して登らなくてもそこに斜面がたくさんあるのだから。

テン場に帰って、雷鳥沢をみると、人がたくさん登っている。きょうは土曜日、今日から入る人たちが登り始める時間です。

さあ、ゆっくりと荷造りだ。ビールの缶は雷鳥沢ヒュッテに返しに行く。テントも逆さにして湿気を蒸発させてできるだけ軽くして、荷物も干して乾かす。2時間もかけてじっくり荷造りしました。おかげで結構軽くあがりました。背負った感じ16Kgではないでしょうか。

帰りはスキーを履いてシールで登ります。先に帰った人たちみなブル道を通っていくと言ってましたので、私もいくことにしました。室堂から雷鳥沢ヒュッテへ荷物を運ぶための便で一日2回くらい通ってます。一の越から流れる沢伝いをじわじわのぼりつめて、最後浄土山斜面で右に大きく曲がって室堂台地に登るコースで距離的にはみくりが池経由の倍はありそうですが、荷物が重い場合はこのほうが楽そうです。ブル道を時々ショートカットしたりしながらじょじょに高度をあげていきます。

一の越が見えた地点から大きく右にUターンして室堂へ登る。見た目jはきつそうだが、そんなにきつい傾斜でもない。ブルはそんなに登れないのでしょう。一の越に登る人、下る人、浄土山に登る人など結構人が居る。

室堂への登り途中、歩いてきたブル道に3人ほど登ってくる。無理がない登りなので、結構利用する人が多いのかも。

室堂山荘に着いた、スキー客がたくさん居る、団体ツアーが多い感じだ。温泉にゆっくり入ってから室堂ステーションに向かった。快晴の土曜日ぎっしり観光客がいた。

大観峰から黒部湖とたんぼ平

ロープウェイからたんぼ平のスキーヤーを撮るたんぼ平今一雪が汚い。

御山谷方向を撮る。ここも滑りたかったが、重荷で降りても面白くないだろうと思い今回はパスした。いつか軽荷できたとき滑走しようと思う。松本のクラウンのさいきさんのHP「山でスキーしよーよ」に去年の御山谷、たんぼ平のレポ乗ってます。なにしろ、プロスキーヤー級の人たちの山スキーですので、すばらしい滑りをされると思います。一度見てみたいものですね。

黒部平間近になると黒部源流の雪渓が見える水晶岳、連休前半に行った。双六小屋から見えた鷲羽岳を源頭とする黒部渓谷である。

黒部ダムを渡る、スキーを担いでいくが、どうにも疲れる。20分以上かけてやっと向こう岸へ到着、休憩所でアイスクリームを食べながら、20分くらい休むこれから、恐怖の階段登りがあるのだ。

黒部駅にいくためには、この急な階段を登ってしばらく歩かないとトロリーバスに乗れない。あと5分で出発だというのに、この階段がつらい。この荷物でこれだけの傾斜を登るのは今日は避けてきたのに、最後の最後にこの登りである。もう、重荷の時は、黒部経由はしないと決めました。とんでもないコースで高いは歩くは、時間はうんとかかかるはで、富山経由のほうが楽で安くて絶対いい。ああもったいないことしたと反省しきりでした。

立山地図とGPSトレースをまとめました。青が初日、黄緑が2日目、水色が3日目のコースです。出来悪くすみません。