新雪を求めて2005シーズン初滑り@立山
2004.11月21.22日                 こちら11/20初日
20日は、早く寝たのだが、夜明けころから寒くなってきて雪が降っていた。底冷えして、なかなか寝付けない。昨年より気温は高くマイナス5℃くらいだとおもうのだが、どうも寝られない。日がでるころからうとうとして、7時すぎに目覚めた。周辺のテントは、もう空っぽで、皆さん出発してしまっている。照れ屋さん達も降りてきていた。石松は、午後から雷鳥荘前斜面にいくことにして雷鳥沢に行く準備をした。

 雷鳥沢へは、川が埋まってないので、細い板をわたる。
結構順番待ちしていた。どうも、体がだるい。とても、雷鳥沢上れそうもないので、途中で引き返して、テントで寝込んでしまった。 運動もしてないのに、腰など痛い、もしかすると、昨日重荷を背負って、雷鳥沢まで降りてくるまでで、結構体力を使ってしまっていたのかもしれない。昼寝ではなく朝寝でひるごろまで寝込んでしまった。

テント場にはあまり人が残ってませんが、登山雪上訓練の団体さんが熱心に訓練してました。次から次へと雷鳥荘前斜面から降りてくる人たちは、雷鳥沢を目指す人、ピストンですべる人などたくさんの人が雷鳥平を行ききしてます。石松も雷鳥荘前斜面でピストンしようと登っていきました。雪も昨日より柔らかで良かったのですが、やる気がなくなってしまい雷鳥荘の風呂に入って、のんびりしてしまいました。あまりにも気持ち良かったので、今晩も下のテントで泊まる気がなくなってしまいました。そこで、フリーで宿泊可能かと聞いたら、何とか空いているそうで、スキーヤーベッド1つ確保できました。雷鳥荘で泊まっていた照れ屋さんご一行が帰るそうなので、最後の一滑りをご一緒させていただきました。照れ屋ご主人は、昨日からアルコール漬けで真っ赤な顔をして居らっしゃいますが、雷鳥荘まえ 斜面の一番急なところを一気に落ちていきます。奥様もボードで降りていきました。ご夫婦で同じ趣味だと楽しいですね。

雷鳥荘玄関には、スキーがいっぱい並んでました。
 これ見よがしに、VolantSpaturaのディアミール付きが置いてありました。山板からエクストリーム板などいろいろな有名板がオンパレードでマニアが一気に集まった感じです。これだけの板がそろうのは、どこのスキー場でも無いのではないでしょうか。ニセコくらいか?それにしても、ボーダーの団体が多いこと、ボーダーは明らかに20代が多く、アルペンは30代、テレマークは40代という感じで大別できるような気がします。人数比はボーダー50%、アルペン、山スキー25%テレマーク25%という感じでしょうか。
 暇なので、玄関前でうろうろしていたら、長野の塚田さんに似た方が休んでいらしたので、思い切って声をかけてみました。やはり、塚田さんでした。声が若々しく、はつらつとされてました。メールでは何度か、行ききさせて頂いたのですが、初対面でした。石松の山スキーコースは、塚田さんのコレクションの一部です。

 夜は、さっさと寝込んだのですが、ベッドの上の山スキーヤーがすごい人で、64歳ですが、そこいら中の山スキーコースを総なめにされていて、詳しい解説をしてくれました。今日も一の越しから山崎カールしたをトラバースして、剣御前まで登って、滑ってきたそです。石松と15歳以上違うのにこの元気さはすごいです。石松64歳になっても、活動できればうれしいです。

翌朝、3時からスタートする写真屋さんたち、真砂乗越しまで登る若い山スキーヤーが5時、テレマーカー2人組が6時半と次々スタートするなか、石松相変わらず体力もやる気も出ない。のんびり洗面して、いると廊下で会社の知人のK君にばったり会った。7時に外に出たら、意外とまだ残っています。雷鳥荘前斜面右側残っていたいので、思い切ってまっすぐつっこんでみた。忘れていた新雪の感覚が来た。一瞬叫び声がでる。一気に下まで行ってしまった。吹きだまりでは30cmくらいあるので、ねらえば、ここでも十分楽しめそうです。さて、下に残してあるテントまで行って、雷鳥沢を眺めて考えた。ここで、雷鳥沢を登って降りてきても、2時間半みればいい。しかし、この重荷を雷鳥荘まであげて、荷造りして、室堂まで登るのに3時間は見ておかないといけない。それよりも、20数Kgの荷物を背負って、室堂まで登るのが現在の石松の体力で大丈夫だろうかと心配になってしまい。余裕をもって、退散することにした。滑りは、朝一新雪一発でも悔いはなかった。

テントをたたんで、パッキングして雷鳥荘まで登る、トレースがあるのは、登山団体が室堂へ帰る方向で雷鳥荘から南に少しずれている斜面の谷すじを登っている・トレースがないところは坪足だと膝までもぐってしまうので、トレースしっかりと追って登った。ピストンのスキーヤーもこのトレースを追っていた。谷筋は吹きだまりになっていて、腿まで沈んでしまうほど積雪している。そこをねらってボーダーが落ちてくる。登山者の列に近づいてくるので危なくてしょうがない30、40分かけてようやく雷鳥荘へ登りついた。荷造りをして、スキーにシールを貼って歩道脇を歩いていく。左の写真を左から右の人がいるところまで、尾根を登っていくのだが結構きついです。横着してトラバースして行こうとしたが、新雪のすぐしたが堅い雪が残っている場所があってずり落ちそうになってしまい。しょうがないので、歩道までのぼって、歩道をシールで歩いた。

振り返ると、大日岳がきれいにみえている。今日は快晴で元気があれば、どこまでも登って滑りたいところですが、今回の石松体調不良でしょうがありません。重荷はつらいので、来年からは、雷鳥荘泊まりにしましょうかと思ってます。

 案の定、みくりが池ヒュッテまで50分もかかってしまった。スキーを履いてみくりが池から室堂まで狭い遊歩道を行くのは無理かと思ったが、左から回るとずいぶん遠回りになりそうなので、遊歩道の階段をスキーを履いてどんどん上った。立山の新雪はシールの食い込みがよくどんな急斜面でも滑らずのぼれて快適でした。

11時前にようやく室堂到着、雷鳥荘前9時10分に出て、1時間40分くらいかかった。やはり重荷はきつい。それにしても、まだ、時間があまっている。少し運動して汗をかいて、昨日から全然食欲がなかったのが、ようやく、何か食べたくなった。ターミナルの食堂はカレーが1500円もするので、荷物をターミナルに置いて、10分ほど歩いて室堂山荘に行って、生ビールを飲んだりカレーを食べたりして、昼前からリゾートモードでのんびりしてして時間を過ごしました。室堂山荘も満杯なはずですが、ほとんどの客がではらっていて食堂はがらがらでした。

今回の立山、準備まで元気にやっていたのでがすが、日頃のトレーニング不足か、重荷を運ぶだけで体力を消耗してしまい、なおかつ回復が遅かったため満足に登って滑れませんでした。来年の5月の連休からは、小屋泊まりに変更してもっと、多くのコース滑れるようにしたいと思います。

11月22日 (3日目)