2005.3.26 ブンリン2006テレ板試乗会
小雪がちらつく白馬、八方咲花10時過ぎ出発、さのさか10時半着、今日は、モーグルの日本選手権で、上村愛子ちゃんが出場しているので、観客が多い。駐車場国道近くぎりぎりに駐車。
来てみると、見慣れぬデザインの板がたくさんあります。
いろんなデザインがあるので、目がくらんでしまいました。
2006板、従来とデザインが変わってます。
最近のテレ板は、皆太い板になっていました。
トップが120ミリ以上が当たりまえ、センターも80ミリ以上がほとんどではないでしょうか。
Scotty Bobと見慣れぬブランドですが木目です。
テールが半分になっていて、壊れた板かと見間違える板で、内側がえぐれてます。前傾姿勢を防止する効果があるそうです。
これで、乗れるか、1発目滑ってみました。
新雪ぼこぼこに突っ込んでみましたが、普通に滑れますが、少し後ろに違和感があります。
しかし、バランスがくずれるかというとバランスは普通にとれます。善し悪しを見極めるにはいろいろなコース、雪質を乗ってみないと、この後ろ半分の板は、わかりません。
VectorGlide Boldです。昨年の試乗会では、あまりいい点数がついてませんでしたが、周囲の上級者が乗っているし、おがさかの板だというので、再度じっくり乗り心地を味わってみた。
乗り手に対して、素直な板です。連れて行ってくれるわけでもなければ、コントロールをわずかに意識すればすーっと滑る板です。
テレマークビンディングでもアルペンターンが非常にしやすい板です。
新雪ぼこぼこでも、安定感、コントロールは、いいです。
味があるというのか、この板目隠しで乗ってもきっと的中できるほど、味のある板です。
VectorGlide Steer です。センター細目で、曲がりやすい板ですが、新雪ぼこぼこでも安定しています。やはり、上記Boldと同様の味があります。
K2 HippyStinxです。K2の極太板乗ったことがなかったので、乗ってみした。125−95−118で圧雪では、曲がりにくいです、新雪ぼこぼこにつっこむと、かつんと跳ね返りがあります。K2の板の特徴なのか、EnemyもWorkStinxも突っ込む時のこつこつ感があります。
Rossignol BanditB4です。今回は、Rossignolの出展が多くて、全部で10本くらいありました。
昨年の試乗会でT3に好感をもてたので、本家Banditはどうなのかと期待して乗ってみました。
B4は、B3よりも太いのですが、あまり太さ取り回ししにくさがありません。整地でも大きめの弧ですいすいいける感じです。
新雪ぼこぼこをRossiらしく衝撃をソフトに減衰してくれます。
自動車でいえば、クラウン、セドリッククラスの乗り心地という感じがしました。
お値段も、高いので、自動車と同じですね。
Rossignol Scratch BCです。 テレマーカーで使用している人が結構いらっしゃるので、
乗ってみました。柔らかい感じですが、減衰がいいので、ぼこぼこも自然に滑れます。
B4に比較すると安定感より運動性を重視した板です。
Atomicだと思うのですが、Sweet Daddy という板です。
細めで、 柔らかめですが、運動性も減衰性もいいです。
乗鞍の高橋名人の持参板ですが、テレブルドッグ付きの
Dynastar Intuitive 68です。
石松IntiutiveBIGを愛用していて、Dynastar AutoDrive
の慣れているので、この板注目していたのですが、センターが68なので、少し細すぎるかなと思っていました。
高橋名人にお借りして、試乗してみました。
いいです。なんの無駄もなく、すーっとターンを仕上げてくれます。しかもBIgより軽快です。
ATOMIC TM22は、小回りがんがん切っていく使い方で、新雪ぼこぼこは、テクニックが必要ですが、、Intuitive68は、どんな雪面でも自動的にターンを作ってくれます。
もう、在庫がないかもしれませんので、幻の板となっているかもしれませんが、コレクションしたいですね。
AtomicのTM22がないので、ぶんりんさんに聞いたら、22という名前で、モデルチェンジされたそうです。Atomicの板は、トップがマグネシウムキャップ構造に変更されてました。2005の赤いTM22よりトップが堅めになっていて、くるくる小回り性はちょっと落ちますが、安定感と操作性は、かわりありません。
赤いTM22がいい人は、愛顧確保しておいたほうがよさそうです。
今年は、試乗会のお客が多く、ぶんりんさん自ら試乗する機会はなさそうです。
今回の試乗会、石松が見た感じでもお客が20人は居ました。
上級者の人が初心者の人を連れて試乗会に来たというパターンが何組か見られました。テレは、初心者の時にいい板に出会うと上達が全く違ってきますので、初心者の方、これから始められる方ほど板選びがだいじだと思います。
今回は、前回の試乗会より乗れませんでしたが、石松も好みが変わってきてます。
Dynastar BIGが好きだったのですが、重くて、一日乗っているのがつらいということで、
今シーズン、K2 WorkStinxに乗り換えました。新雪、深雪はこれで、ほぼ滑れるのですが、
K2系は、ぼこぼこ雪でこつんこつんと衝撃が伝わる癖があります。
石松の場合、太板は、新雪ノートレースを滑るのはまれで、ほとんどがぼこぼこ食い荒らされ
た新雪ぼこぼこを滑る機会が多いのが現実です。
そこで、ぼこぼこをいかに安定して滑れるかというと、やはり板の減衰性が効いてきます。
板としては、高級板ならたいがい、いい感じです。Rossignol Banditシリーズ、VectorGlideな
ど価格が高い太い板は、皆、減衰性とコントロール性に味があって、いい感じがしました。
車でもそうですが、乗り心地がいい車は高いです。スキーもそんな感じがしました。
来シーズンの板をどうするかは、まだ決めてませんが、在庫品で、キープしたいのは、
高橋名人に乗せて頂いた板で、Dynastar Intuitive 68、AtomicTM22です。
Rossignol Bandit B4,B3,B2もほしいですが、まともに買うと高いので、型落ちねらいです。
毎シーズンで、板の好みが変わってきて、毎年試乗会に出ても楽しめることがわかって、
よかったです。ぶんりんさんはじめ、スタッフの方、高橋名人に感謝いたします。