2007年4月30日     白馬大雪渓   2005/4/30日記

連休前半、2年ぶりに白馬大雪渓に行ってきました。
 毎回ですが、石松4時間、1000mを越えると体力が急減して、ギブアップになりますが、今日は、もっと調子が悪かったです。結局2200m手手前までで、4時間かかってしまい、断念でした。

ノートレースの雪面は、水気たっぷりの雪でターンもっまならない最悪の雪質でした。

朝4時すぎ出発、がんがん飛ばして、大町まで40分、白馬八方まで1時間、猿倉まで1時間20分で到着です。白馬村、朝焼け風景を写真に納める人が多く沿道にいました。

猿倉駐車場、がらがらでした。

林道は雪が4,50cmあって、シールでスタートです。

スタートから先行お一人で、いいペースで歩かれてました。この人に後について、がんばったのがいけないのか、疲れました。

やはり雪が少ないです。
昨年は、5月21日でも、これより30cm多かったです、平年では、埋まってます。

後を追っていきますが、
なかなか詰まりません。

長走沢出口川が出てます。
まだ、橋がかかってないので、少し上に上がって、ブリッジをわたります。登山者の人は、渡渉してました。水深10cm以下でした。

ショートカットで行きます。
附いていくのですが、早いです。

金山沢出合いで、雪渓終端に入ります。

尻まで、広大な緩やかな雪渓が続きます。テントが何張りかありました。

テントをたたんで、登る人たちがいました。頂上でテン泊するのでしょうか。重い荷物を持って、大雪渓あがるのは、若い証拠です。

白馬尻までに、先行の方とどんどん離されてしまい、望遠で撮らないといけなくなりました。

尻まで一時間切てます。先行者を追ったのでペースオーバーでした。

いよいよ雪渓登りです。

でかいテントをたたんでいる5人組が居ました。この人達も頂上テント組です。

ボーダー2人組に抜かれました、このあたりから、休み休みになってしまいました。

次は、テレの二人組に抜かれました。明かに今日は調子悪いこと認識しました。
先行の方、長野の塚田さんに似た方でした。

でぶり地帯を抜ける、あまり凹凸がなく、平年だと超えるのスキーを脱いだりすることがあるのですが、今シーズは、平坦です。

すべり降りてきたご夫婦の奥さん、雪の悪さで、左壁ぞいに滑ってましたが、ここでもこけてしまいました。石松、悪雪の訓練不足だとたかをくくっていたのですが、自分で滑って大変さがわかりました。

右上部で人の声がするので、見ると、絶壁を這い上がっているパーティーがいました。

テントの5人組にも抜かれ、いつ滑りおりるか状態になりました。今日は、睡眠不足と栄養不足かもしれません。

高齢の登山者にも抜かれ、そろそろ限界です。
2000m付近です。
3時間で、700mくらいしか登ってません。最低のペースです。

葱平が見え出した、上部で、人がたくさん居る。ゆっくり降りてくるみたいですが、止まっているようです。

2000m地点で、金沢のお医者さんのHPで話題になった。置き去りにされた靴付ボードです。どうやら、持ち主は雪崩に巻き込まれたが自力下山したようです。

上から降りてくる登山者は、ザイルでつなぎあってました。後ろに視覚障害の方がいて、ガイドが連れてきてました。上手に降りられてました。

2150mくらいで、急になってきたところで、シールをはがして、下り準備です。4時間で、900mしか登れませんでした。毎回4時間で小雪渓入り口までたどりつくのですが、今回は、断念です。

右のえぐれが、27日の表層雪崩跡です。
放置されたボードは、ずいぶん下まで流されたようです。

NOT WAXをたっぷり塗りいざ滑りだしです。重い、ブレーキがかかります。大きなターンしかできません。転ばないのがやっとこです。

何とか、ターンをつなげてトレース写真とりました。皆さん下りに難儀するのも当然で、悪雪になれた石松ですら、相当気合を入れてすべらないとターンになりません。

下にくると、さらにひどくなってきました。まるで、水を掻き分けて滑っているようで、ワックスなど関係ありません。特にノートレースの斜面は、滑りこむとぱきぱき音がして表面の氷が割れて、下の水分にたっぷりの雪につかまって滑るのが大変です。テレだと、後板先端を前板にのせて、くの字型で強引に曲がるテクがあるので、どんな思い雪でもターンがるくれますが、これができないアルペンは大変です。

金山沢出合いでせ雪渓最後です。ここまでくると雪はただ湿雪で、滑りやすいです。午後になって滑ったほうが正解だったかも。

5時間で終わりました。また、体調を整え来たいですが、もう、林道に雪はないでしょうから、担ぎあげさらに体力を消耗しそうです。