2009年ゴールデンウィーク 1000円高速で八甲田遠征 2009.4.29-5.2

2009年3月28日から休日祝日の高速道路料金がどこまで行っても上限1000円となりました。2011年3月までですので、この2年間で普段なかなか行けなかった山に行こうかと考えてます。

第一弾として、青森の八甲田山へ東北道を北上900Km走っていきました。

900Kmを一日で走るの初めてで大丈夫かとおもいましたが、休み休み行ったので何とか15時間くらいで到着しました。

ロープウェイからちょっと歩いて、1300m地点で東側に赤倉岳ー井戸岳・大岳ー硫黄岳が見えます。

東北道盛岡を過ぎたあたりから岩手さんがくっききりと見えはじめました。

岩手山を北からみたらおいしそうな斜面でした。岩手山SAからの撮影です。

北をみると八幡平の低い山々が見えてきました。東北に来た実感がわきます。1200m程度ですが低くても雪がたっぷりありそうです。

翌朝朝7時に八甲田ロープウェイ駅にいくと、まだ車も少ししか居ません、一番前に駐車できました。

八甲田は、雪中行軍の大遭難事件で有名で、映画の記念が飾ってありました。

ロープウェイに乗ると、なだらかな森林帯が続いて、はるか下界に青森の町と海が見えました。

山頂駅に着くと、スキーツアーの参加者が達が集まってましたが常連さんが多い感じで、しかもご年齢は相当上で、60から70歳以上の方がほとんどでした。信州の山スキーも年齢が高いですが、八甲田は更に上という感じがしました。

山頂駅から田茂萢岳頂上まで数十mですが場所がわからないので人の後をついて歩きました。

田茂萢岳頂上は広い平地で赤倉岳が一番近くて高くて目立ちました。

ここで、どのルートにするか迷いました。今回は、地図はスキー場ガイド図だけしか持ってません。
http://www.hakkoda-ropeway.jp/images/ski/tourroute.pdf

ここから、宮様ルート、中央ルートから城が倉温泉ルート、銅像ルート、八甲田温泉ルート、箒場岳ルートと選び放題なのですが、最長最高ルートといえば箒場岳ルートなので有無もなく箒場岳ルートにしました。

いよいよ板を履いて9:40スタートです。
湿地帯までちょっと滑りです。

湿地帯から正面赤倉岳まで250mの登りです。担ぎの人が多いなかシールをつけて上がることにしました。

八甲田のイージースキーのつもりでしたが、登りが結構つらくて1時間以上かかりました。ハイ松を踏みながらシール登高はあるきずらいです。

1時間20分かけて稜線まであがりました。猛烈な風で油断すると吹き飛ばされそうです。めがねが飛びそうでした。

右手には、大岳、硫黄岳が広がってます。

赤倉岳山頂までまだ稜線伝いに登りが少しあって、左側が崖で強風が右から左に吹いてるので危険な状態で一歩一歩上ります。とても気楽な山スキーではなくなりました。北アルプスの高山を登っているのと同じ緊張感で一挙に疲れました。

ようやく赤倉岳山頂部へ、隣の向こうに大岳と小岳が並んでます。滑降地点はトラバースして井戸岳と直下かららしい。ので皆さんの後をついていくだけです。山頂部には竹さおのコース案内がないので、人が居ないとわからなくなりますので、しっかり調査しておいたほうがいいです。

ようやく滑降地点到着です。登りに1時間半かかりました。
竹ざおが見えるのでそれに沿っておりればよいのですがこの大斜面どこへでも降りられるのですが、下で森にはまると迷うので、しっかり竹さおと案内板に沿って滑りました。皆さん頂上部で一休みしてから降りるみたいで石松の先は2人しか居ません。

一発目、雪はぐさぐさ腐ってますので大きなターンで加速をつけておりました。大斜面なので雪がすべらなくてもなんとか滑れました。

ここから4−5Kmくだりがあると思うと、にんまりです、雪質はあまり滑らないので、上手に滑らないといけないのかえって楽しみです。

4−5分で大斜面滑りきって、振り返ると頂上はまん丸で、なだらかでした。最大斜度25度くらいでしたか。

いつのまにか竹さおから離れて降りてました。竹さおと標識板は森の中に設置してありました。雪崩防止のために大斜面、谷すじをさけて設置してあるようです。2007年に銅像ルート前嶽北東斜面で雪崩死亡事故が発生してますが、そこは、コース中でっもっとも斜度がきつい場所みたいです。

頂上からの滑降斜面全景です。
そろそろ森林地帯にはいりますがまだまだおいしいコースが続きます。

トラバースして森林地帯に進入です。
竹さおさおと標識板を見落とせません。

高田大岳も滑降跡がみえます。
あとは、森林を竹さおどおりに下るだけですが長いです。

標識のピッチは結構狭いところは迷いやすいのでしょうか、。ガスがあったら八甲田は大危険な山だと思います。決して、初めての人が来るところではないと思いました。

突然、高年齢のスキーヤーがお一人下ってきました。どうやら慣れているご様子で、すいすいと下っていきます。その方の後について降りていきました。

又兵衛茶屋という足湯がある茶屋の横に店のおばさんが外にいるスキーヤーを呼び込んでその店だけ満員状態でした。皆常連さんみたいで、。
おにぎりを食べてました。石松は、珍しいので行者にんいくラーメンというのを食べましたが実においしかったです。

バスが一時だったので、ロープウェ駅にもどるのが、1時40分くらいなので、もう一本滑るのは無理だし、体ももう結構でした。しかし、お年寄りはバスを降りたらもう一本酸ヶ湯コースにいく人たちがいて驚きました。帰りは酸ヶ湯に寄りましたが、混浴を維持するために半分しか入れない、洗い場が無いなど、不便な温泉でした。

八甲田は、30日にこの1本で満足でしたので、あとは、青森観光とました。三内丸山遺跡
 ちょうど弘前さくら祭り、足を伸ばして秋田 白神山地世界遺産記念館などをまわってきました。

三内丸山遺跡から八甲田を望む

弘前城本丸跡のさくら祭り会場から岩木山がよくみえました。あそこ滑ったらいいなと思いましたが、今回は計画してませんでしたが、盛んに山スキバスもでているようでした。

弘前から秋田県まで白神山地ふちを抜ける「林道があるのですが、未だ開通してなかったので、大館経由で藤里町の世界遺産センターを見学しました。杉の香りがよくいい展示がありました。また、藤里全体が開発を抑制してるのか、普通の田舎よりひなびた状態を保たれていて、地域全体で木の香りがただよういかにも森林大国でした。